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FrontLeadFunction(F.L.F)とは?

特許No.3837716号 

■ 従来のスキーでは

実際にスキーでターンをする時は雪面に対してエッジングをします。
スキーはエッジングによってサイドカーブの影響でたわみが生じ、回転を始めますが、図にあるように従来のスキーは平らに置いた時に、スキーと平面の接する位置と、スキートップにある変曲点の位置(ほぼ最大幅)は、ほぼ同じ位置にあります。このことからエッジングの角度を変えてもスキーと雪面は、いつもほぼ一定の位置で接します。
従って接雪長はいつも同じでかつ、抵抗の生ずる位置も同じです。回転弧を小さくしようとする時は、さらに踏み込んでたわみを作る為の強い力とエッジング角を大きくする必要があります。

従来のスキー形状(A)
(A)では、サイドカーブの円の向きが変わる点(変曲点)と、スキーを平らに置いた時、スキーと平面が接する点(平接雪点)が、長さ方向において、近いところにあり、角付け角度を変化させても、スキーの角付け時の接雪点と、平らに置いた接雪点は、ほぼ同じ位置にあります。
カービングスキーの登場により、回転性能は格段に向上しましたが、その反面テールのずらし操作等による回転運動はしにくくなりました。
パワーの無いスキーヤーにとっては、ある一定の弧で滑ることは容易ですが、たわみ量を作りづらい為、回転弧を調整するという面では難しくなってきているといえます。

■ F.L.Fのスキーでは

平面にスキーを置いた時の接雪点と、トップの変曲点(ほぼ最大幅)の位置が違う位置(約60mmトップ部側)にあるので、エッジング角度を強くするほど接雪点が幅の広い方へそして前方へと移動します。
このことにより、抵抗がより多く受けられるようになると共に、荷重の支点が前方に長くなりたわみも作りやすくなります。
今までトップのアップターンは雪面抵抗を受けないとして、性能面では重要視されていませんでした。当社では数年前から少しずつ、変曲点を前方にしてきましたが、F.L.Fでは雪面抵抗を最大限に生かす位置まで変曲点を移動しました。(従来位置より40〜60mm前方)

■ 更に

変曲点までのカーブは中央のサイドカーブが延長されていますので、雪面を線でとらえられる為、エッジングも滑らかな連続的なものとなり安定性が向上します。
最大幅が前方位置にあっても、変曲点が後方にあると、トップは雪面を線ではなく点でとらえる為、トップのとらえが雪面から外れる恐れがあり、不安定な要因になります。これらの結果次のような効果が実現しました。

F.L.Fを採用したスキー形状(B)
(B)のように接雪点と変曲点の位置が異なるスキー形状を作ることで、スキー角付け時の接雪点と、スキー平置き時の接雪点を変化させる事が可能となりました。
この変化させる量をコントロールし、スキーを傾ける量を多くすると角付け時の接雪点が幅の広い方向に移動するため、回転弧が小さくなり、たわみと相まって回転弧の調整が容易になるのです。

スキーの角付けと接雪点の変化

スキーの角付けと接雪点の変化

F.L.F搭載モデル 実際の試乗感覚

1.
回転弧の大きさの調整が、容易にできます。 
2.
スキーのトップコントロールが楽にでき、ターン前半のとらえが早くできます。
3.
タワミが出し易いため、強いエッジングは必要ありません。
4.
安定性が向上します。
5.
回転後半の切り上がりが、楽にできます。
6.
スピードコントロールがし易くなります。